足潰瘍

足潰瘍は大変良く見られ、治療が難しい症状のひとつです。オーストラリアでは人口の約1%が罹患しており、年齢が高くなるにつれてそのパーセンテージも高くなります。

足潰瘍の原因には糖尿病を含め、血行不良や静脈瘤、外傷、そして床ずれのような長期の圧迫などがあげられます。

これらの足潰瘍の治療は、医師、病院、看護師によってさまざまで、また、世界中でいろいろな治療法が試みられ、それ自体が巨大な産業となっていますが、未だシンプルで経済的、なおかつ効果的な治療法というのは見つかっていません。潰瘍治療のために包帯やガーゼ、その他の医療用品だけでも相当な医療費がかかる上に、多くの場合が入院や在宅ケアを必要とします。

足潰瘍を持つ患者さんの大半を占める高齢者はただただ苦しんでいます。痛みはもちろん、潰瘍からの滲出液、湿った包帯やガーゼの見苦しさ、悪臭は患者さんに恥ずかしい思いをさせかねません。彼らはなかなか改善しない潰瘍に対して無力であると感じ、当然のことですが、医療の専門家がなぜ的確な治療法を見つけることができないのかという質問をぶつけてきます。このような症状が続くうちに、うつ状態へと陥る人もあり、このことはさらに彼らの足潰瘍をも悪化させることになります。

しかしながら、望みはあります。でも、私たちはそれを見つけるためにひと昔戻らなければなりません。

1930年代と40年代に、小麦の若葉(ウィートグラス)を含む穀草類に関して多くの研究が行われました。感染を起こした傷や、皮膚にできた潰瘍の浄化作用や治癒において劇的な改善が見られました。この研究の大半はアメリカの主要な外科医とその他の大規模な医療機関の専門家によって実施されました。やがて、1941年ペニシリンが発見され、非常に効果的な抗生特性があるとわかったために、潜在的な抗生物質としての穀草類に対する関心は間もなく消滅してしまったのです。

1995年のことでしたが、私は幸運にもウィートグラスのもつ治癒効果を偶然再発見することなりました。それは傷や潰瘍の治癒過程についての私の考え方を突然変えるような出来事でした。そしてこの分野においては、私が医学部で学んだ治療法を適用するより優れた効果をあげることができました。

この写真はウィートグラス療法により回復が見られた足潰瘍を持つ患者さんの中の一例です。

足潰瘍治療前

治療前

足潰瘍ウィートグラス療法経過症例

開始後9日

足潰瘍ウィートグラス療法回復症例

開始後19日

この82歳の男性は、当然のことながら約6ヶ月間悪化する一方の彼の下肢の皮膚の状態を心配していました。年をとるほどに皮膚が薄くなり、浸出液(一種の組織液)が表面へ上がってきます。その液が皮膚組織に浸み込み皮膚をふやかしてしまいます。やがてそこに潰瘍が形成され、皮膚が落屑し、創傷化した部分の上にかさぶたが形成されます。これを放っておくと、複数の潰瘍は癒着し深化し、患者さんにとっても医療従事者にとっても悪夢となります。この男性は同様な問題を持つほかの人たちを見てきており、さらに悪化する危険性があることをよく知っていました。

私は彼に、ウィートグラスには皮膚下の成長因子を活性化する作用があるので、治療効果が期待できることを説明しました。治療をしばらく続けるうちに、この成長因子が新しい皮膚細胞を作り出し、現在あるいくつかの小さな潰瘍を治癒させ、皮膚自体も強化されて行くであろうと予想しました。私は患部にウィートグラス・エキスを一日一回使用して、乾いたガーゼや包帯でカバーすることを提案し、彼はそれを実行しました。

ご覧のように、たったこれだけのシンプルで安価な(ガーゼも包帯もごく普通のものしか使いません。)たった9日間の治療で、かなりの改善が見られました。薄皮やかさぶたはほとんどなくなり、潰瘍部分が回復しています。皮膚はスムーズになり、以前よりも強くなっています。何よりも患者さんは喜び、奥様も大いに安堵しました。

また、以下は肺気腫のためにおよそ8年間ステロイド(プレドニゾロン)を服用していた80歳の男性の向うずねにできた、炎症と非常な痛みのある潰瘍のケースです。ステロイドの副作用の1つに皮膚が萎縮したり弱くなったりしてしまうことがあげられます。このような患者さんは簡単に出血したり青あざができてしまい、また、ステロイドによる免疫抑制により傷が感染しやすくなるため、治癒の妨げとなります。

足 向こうすね 潰瘍ウィートグラス療法症例

治療前

足 向こうすね 潰瘍ウィートグラス療法経過例

開始後6週間

足 向こうすね 潰瘍ウィートグラス療法回復例

開始後13週間

この患者さんの潰瘍は、軽い怪我が原因で発症してから5ヶ月この状態で、明らかに良い状況ではありませんでした。ところが、ウィートグラススプレーを毎日13週間使用し続けた結果、潰瘍は完全に治ってしまったのです。抗生物質を使う必要もなく、痛みも治療開始後1ヶ月で消失しました。

どのウィートグラス製品をどう使うべきか?

スキンリカバリースプレーは、スキンリカバリークリームに比べてより少ない成分で構成されているので、アレルギー反応の可能性がより少ないと言えます。非常に稀ではありますが、どんな外用薬にもアレルギー反応がおきる可能性はあります。しかし、一方では、スプレーよりもクリームを使うほうがよかったという方もいらしゃいますので、これはもう本当に何があなたに合っているかという問題になります。

通常私は最初の治療にはスプレーをお勧めしています。この製品は非常に安全ですが、ほとんどの場合、私たちはとてももろい皮膚を扱っているわけですから、「ゆっくり急ぐ」のが最良の方法です。それゆえ、はじめは週に1度か2度、ほんの少し潰瘍の周囲にのみスプレーし、潰瘍の表面は避けるようにします。

その理由は、潰瘍の底部にある微小循環系が意外と早く新しい肉芽組織(新しい結合細胞組織と小血管を形成する組織)を形成し、浸出液(タンパク質と細胞の残屑を含む液体)を増加させるため、特に皮膚が薄い老人の場合には、この浸出液が周囲の皮膚に浸み込んで皮膚をさらに弱くしてしまうことがあるからです。

肉芽組織は新しい皮膚の成長の基盤を提供するために不可欠なものです。しかし、それが最終的に潰瘍を埋めて完治へ向かうかどうかは何とも言えません。残念ながら潰瘍が完全に治癒するという保証はありません。上記のような理由でウィートグラスの過度の使用は返って症状の悪化を招くこともありますので、少しずつ長く続けることを心がけてください。

同時に潰瘍を取り囲む皮膚は、こうして数ヵ月後により強くなる傾向があります。これは、絆創膏固定法やテープなどのためにおきる皮膚のダメージを防ぐのを助けます。

もしも、肉芽が起こり、浸出液が増えたようならば治療を1週間やめ、それからまた潰瘍の周辺をスプレーするようにしてください。あらゆる種類の潰瘍治療と同様に、反応は多岐にわたりませすので、ウィートグラスを使用するときには注意深く、慎重な観察が必要です。

肉芽組織の発生を刺激する生物活性が何であれ、それらは素早く皮膚に浸透し、ウィートグラスと潰瘍表面の間に、直接の接触がなくても新しい成長を刺激するように見えます。

予防は治療に勝ります。老化の始まった皮膚にウィートグラスを毎日使用することにより、皮膚の健康を維持することができれば、これらの潰瘍の多くは予防することが可能なのです。

Dr. Chris Reynolds. M.B.,B.S.

Drウィートグラス・レビュー抜粋

お医者さんから彼の下肢潰瘍には手だてが無いと言われました。
主人は耐えがたい痛みを伴う静脈性下肢潰瘍を何年間もの間患い、3人の医者にも診てもらいました。 患部は回復の兆しは無く広がり続け、治療の為にも早期退職をしなくてはならないかと考え始めていました。 この製品の話はうますぎる様に聞こえましたが、失うものはありませんでしたから試してみることにしました。やってくれました! 潰瘍は縮小し始め、新しい組織が傷口を覆いました。
痛みのレベルも最大を10とすると2くらいまでに落ち、ドクターウィートグラス・スキンリカバリークリームへどんなに感謝しているか言葉では表せない程です。

M. アマゾンUSA. 2019年 7月14日 このレビューのリンク先

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